生活保護 214万人超で過去最多

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130121/k10014939261000.html
2013 1月21日 13時21分 NHK

生活保護を受けている人は去年10月の時点で全国で214万人を超え、6か月連続で過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省によりますと、去年10月に生活保護を受けた人は、全国で214万2580人で、これまでで最も多かった前の月よりも8675人増えて、6か月連続で過去最多を更新しました。
生活保護を受給している世帯も、前の月より6755世帯増えて156万4301世帯となり、過去最多を更新しました。
世帯の内訳は、「高齢者世帯」が最も多く全体の43%を占めているほか、次いで病気やけがなどの「傷病者世帯」が19%、働くことのできる世代を含む「その他の世帯」が18%となっています。生活保護を巡っては、厚生労働省の専門家会議が先週、「生活保護のうち生活費に当たる支給額が、収入の低い世帯の支出を上回っている世帯がある」とする検証結果を公表したことなどを受けて、政府・与党が、支給の基準額を一部引き下げる方向で検討を進めています。
また、別の専門家会議が23日に生活保護制度の抜本的見直しと生活保護を受ける前の経済的に困った人の支援策の充実を盛り込んだ報告書をまとめる予定で、厚生労働省は法律を改正するなどして制度の改革を進める方針です。

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