無料浴場1億3330万円で発注・・・大雪りばぁねっと : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2012/12/21

過去記事ですが探しました。

無料浴場1億3330万円で発注・・・大雪りばぁねっと : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2012/12/21

山田町で被災者の緊急雇用創出事業を受託しているNPO法人「大雪(だいせつ)りばぁねっと」(岡田栄悟代表理事)が給与のほとんどを支払えなくなっている問題で、法人がリース会社にリース料を支払って運営している無料浴場の建設を、昨年度、盛岡市の建設会社に約1億3330万円で発注していたことが20日、分かった。法人は昨年度、組み立て費約4276万円を建設会社に支払ったが、使途に不明な点の多いリース料の一部が建設会社への支払いに充てられた可能性もあるとして、県も近く、町からの要請を受けてリース契約の実態などを調べる方針。

県などによると、法人が町から受託した緊急雇用創出事業の一環として運営していた無料浴場「御蔵の湯」(営業休止中)を建設したのは盛岡市の建設会社。県が確認した契約書によると、消費税抜きで1億2695万円で、法人から請け負っている。

ところが、浴場(未登記)の所有権は、法人が組織する「山田町災害復興支援隊」の副隊長が代表を務めるリース会社「オール・ブリッジ」(石川県加賀市)にあるとされ、昨年度はリース料として2400万円が緊急雇用創出事業の事業費から支出されている。

緊急雇用創出事業費では、財産形成につながる50万円以上の物品購入ができない規定となっているため、鉄骨などについてリースの形をとったとみられる。オール・ブリッジの資本金は50万円で、金融機関から融資を受けている形跡がみられないにもかかわらず、浴場や船外機付上陸用ボートなどを法人にリースし、昨年度と今年度で計約1億8000万円を受け取っている。

町の緊急雇用創出事業に対する県の窓口となっている県沿岸広域振興局の宮古地域振興センターは「リース契約を結んでいる以上、所有権はリース会社にあるはず」としているが、県雇用対策・労働室では「実質的な所有権はどこにあるのか、契約の内容を確認したい」としている。

建設会社の担当者は「オール・ブリッジという会社は知らない」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20121220-OYT8T01468.htm?from=tw

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