NHK盛岡
山田町から復興の支援事業を委託されたNPO「大雪りばぁねっと。」が事業費を使い切ったとして雇用した被災者全員を解雇した問題で、町議会の特別委員会が開かれ地方自治法に基づく調査委員会、いわゆる「百条委員会」を設置する方針を決めました。
山田町議会の特別委員会は「大雪りばぁねっと。」の問題を受けて、町の事業委託の問題点を検証しようと町議会議員15人を委員に、設置されたものです。
22日の会合では、委員から「議会に調査権限がある百条委員会でないとこの問題は先に進まない」とか「前の町長やNPOの関係者などを参考人として招致するには、今の特別委員会では力が弱い」などという意見が相次ぎました。
そして、より強い調査権限を持つ地方自治法に基づく調査委員会いわゆる「百条委員会」を設置する方針を決めました。
「百条委員会」の調査では、証人を呼んだり資料の提出を求めることができるようになり、理由なく拒めば罰則が適用されます。
町議会では遅くとも定例議会が予定されている2月14日までには、百条委員会を設置することにしています。
01月22日 12時49分